JetBrainsはIntelliJ IDEA 15をリリースした。Java 8ラムダ式のデバッグサポート強化,テスト実行のユーザインターフェース改善,JVMフレームワークサポート拡張(Spring 4.2, Hibernate 5.0, Grails 3.x, Arquillian),Typescript 1.6とTSLintの統合,Angular 2の初期サポートなどを備える。JetBrainsのKotlin言語がサポート言語として加わり,ScalaプラグインがアップデートされてSAM(single abstract method)をサポートされた。さらにGroovyの@Builder ASTトランスフォーメーションのサポート,Android Studio 1.3の最新機能なども追加されている。JetBrains' 0xDBE SQLデータベースIDEのすべてのコンポーネントも含まれるようになった。
JetBrainsでは“What’s New in IntelliJ 15”ガイドを公開して,より詳細な情報に加えて,編集ウィンドウからのアプリケーションのテストの可視性とコントロールを改善する“gutter”アイコンなど,特に重要な変更を説明するための短いビデオをいくつか提供している
今回のリリースは,サブスクリプションベースのサービスであるJetBrains Toolboxの一環として提供される。このライセンスモデルでは,一括先払いに代えて,月単位あるいは年単位での支払が可能だ。個人ユーザ用には,新しいIntelliJ IDEA Ultimateライセンスが初年度149米ドル,2年目移行は20%引きで提供されている。すでにIntelliJ IDEA 14のライセンスを持つユーザに対しては,初年度89米ドルで2年目が無償,あるいは当初2年で1年分の価格にてライセンスが提供される。