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調査により150万を超える「放棄された」モバイルアプリを発見

原文(投稿日:2022/05/09)へのリンク

最近、App Storeから古いアプリを削除することを目的としたAppleのポリシーに関してウェブ上で議論が巻き起こった。その直後に、分析会社のPixalateは、古いiOSアプリとAndroidアプリの数と、それらアップデートされていない期間についての分析を提供するレポートをリリースした。

数週間前に、AppleがApp Storeから古いアプリを削除しようとしているというニュースは、すぐにWebを駆け巡った。そのとき、何人かの開発者がいくつかのアプリに関して警告メールを受信していたと発表した。これにより、影響を受ける可能性のある開発者が自身の懸念を表明した。それは、Appleのポリシーがインディー(自己資金の)開発者、特にゲームクリエーターにとって不公平であり、数千人に影響を与える可能性があるということである。

Pixalateは、App StoreとPlay Storeをクロールして、ダウンロード可能なすべてのアプリを最終アップデートに基づいて分析し、「放棄」の程度を判断したと述べている。放棄されたアプリは、Pixalateによって、2年以上アップデートされていないアプリとして定義され、「極度に放棄されたアプリ」を直近で5年以上アップデートされていないものとして定義されている。

前述の定義に基づいて、Pixalateは65万を超えるiOSアプリと約87万のAndroidアプリを、放棄されたアプリとして認定できることがわかった。そのうち、約18万のiOSアプリと13万のAndroidアプリが極度な放棄と認定された。この数は、放棄されたアプリ全体で150万に上ることになり、多いように見える。しかし、さらに驚くべきことは、その多くが依然として、かなりの量がダウンロードされているという事実である。実際、ダウンロード数が100万から1000万のアプリの約16%、ダウンロード数が1億を超えるアプリの6%が放棄されたアプリである。

Pixalateレポートにあるもう1つの興味深い数字は、過去6か月間にアップデートされたアプリである。これは、アクティブにサポートされているアプリの指標と見なすことができ、それは130万に達する。Pixalateレポートではまた、極度に放棄されたアプリはPlay StoreよりもApp Storeの方が多いことを示している。ただし、その数字を解釈するのはやや難しい。

当然のことながら、Pixalateレポートでは、ゲームは放棄されたアプリのトップカテゴリであるようである。過去2年間に5万を超えるiOSとAndroidのゲームがアップデートされていない。他にも最も放棄された2つのカテゴリは、資料と教育である。金融、健康、ショッピングのカテゴリに属するアプリは、他と比べて定期的にアップデートされる傾向があることを確認できたことは興味深いことである。

Pixalateが提供する数値を考慮すると、過去3年間に更新されていないiOSアプリの数は約45万アプリである。つまり、App Storeのアプリの10%以上が削除されるリスクがある可能性がある。同じように、過去3年間で約40万のAndroidアプリがアップデートされていない。これは、Play Storeで入手できるアプリの10%強を占めている。ただし、Googleのポリシーの方がAppleのポリシーよりも厳格であるように思われる。Googleのポリシーでは、2年以上前のAPIのレベルをターゲットとするアプリが削除されることになっている。これは、80万を超えるAndroidアプリに影響を与える可能性がある。

これらの数の全体像について、Statistaによると、それぞれのストアで約400万のiOSアプリ300万のAndroidアプリが利用できる。

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