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ARMがプラスチックベースの柔軟なマイクロチップであるPlasticARMをリリース

原文(投稿日:2021/08/12)へのリンク

ARMは次世代のIoTの強化に向けてPlasticARMでさらに一歩前進する: 以前のモデルの12倍の18000ロジックゲートの構成を可能にしたこれまでで最も複雑で柔軟なマイクロチップである、プラスチックベースのマイクロチップが新しく発表された。

プロセッサはますますユビキタスになったが、電子機器で実際のネットワークを作成するときには、まだ境界があった: 衣類、パッケージ、さらには包帯などの材料の物理的な柔軟性を必要とするプレーンな日常のオブジェクトだ。プロセッサーの製造コストは年を追うごとに減少したが、コモディティ製品に組み込むには非常に高価だった。

ARMとPragmaticICのパートナシップの成果であるPlasticARMの公開リリースは、紙、プラスチック、金属箔などの代替基板に印刷できる柔軟な電子デバイスを構築するための技術を提供する。有機物、金属酸化物、アモルファスシリコンなどの薄膜半導体 (thin film semiconductor) 材料を使用することにより、薄さ、適合性、製造コストの低さなど、シリコンに比べて多くの利点がある。

結晶シリコンウェーハ (crystalline silicon wafers) 上に製造される金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ (MOSFET) と比較し、薄膜トランジスタ (TFT) は、より低い処理コストで柔軟な基板上に製造することができる。

センサー、メモリ、発光ダイオードなどがすでにプロトタイプ化されていて、フレキシブルCPUは完全に柔軟な電子機器を開発するための失われたリンクだ。このギャップが埋められることで、可能性は無限に広がる。Arm Researchの著名なエンジニアであるJohn Biggs氏が述べるように、これはすべてで新しい見方になる:

超低コストのマイクロプロセッサが商業的に実現可能になるにつれ、あらゆる種類の市場が、スマートセンサー、スマートラベル、インテリジェントパッケージングなどの興味深いユースケースに開かれます。これらのデバイスを使用する製品は、食品廃棄物を削減して持続可能性を支援したり、スマートなライフサイクル追跡で循環型経済 (サーキュラーエコノミー) を促進する可能性があります。個人的には、最大の影響はヘルスケアにあると思います。このテクノロジーは、皮膚に直接適用できるインテリジェントな使い捨てヘルスモニタリングシステムの構築に非常に役立ちます。

Intelによる、最初の商用CPUである4004のリリースから40年の後、ArmはフレキシブルCPUへの道を開くことによってコンピューティングの歴史を作ろうとしている。この新しいマイルストーンに到達すると、ARMプロセッサの広範な効果がさらに広がる可能性がある。「モノのインターネット (Internet Of Things)」を「すべてのもののインターネット (Internet Of everyThings)」に移行することが約束されることで、コンピューティングを衣類やパッケージなどのありふれたものに組み込むことができるようになる。これにより、食べ物が痛む時期やシャワーを浴びる必要があるタイミングを知らせるアプリケーションを作成できるようになる

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