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Microsoft社、Logic Apps(スタンダード)ワークフローのAIアシスタントをパブリックプレビュー公開

Microsoft社は最近、パブリック・プレビュー中のiPaaS(Integration Platform as a Service)であるLogic Apps(スタンダード)向けのワークフロー・アシスタントを発表した。このアシスタントはAzure Logic Appsのドキュメントやベストプラクティスにアクセスできるチャットインターフェイスを持つため、ドキュメントやオンラインフォーラムを検索しなくてもよい。

ワークフローアシスタントは、.NETカスタムコードのサポートアプリケーションインサイトのサポートデータマッパー の一般提供に続いて、Logic App製品チームがLogic Appsのために行ったもう1つの機能強化だ。これらの機能強化はすべてLogic Appsの標準バージョン向けで、開発者はどこでもワークフローを実行できる。

ワークフローアシスタントは、Azure Open AIとChatGPTを使用して、Azure Logic Appsに関連する多様な知識ソースを照会し、開発者が構築するワークフローに精選された情報を提供する。照会結果はベクトル化されたフォーマットに処理され、Azure App Service上に構築されたバックエンドシステムからアクセスできる。

Microsoft社のLogic Appsチームのプログラム・マネージャーであるDivya Swarnkar氏は、次のように書いている。

入力プロンプトを提供すると、Azure Logic Appsのバックエンドは前処理を行い、プロンプトをAzure Open AIの大規模言語モデルに転送する。このモデルは、与えられたコンテキスト(ワークフローJSONの形式)とプロンプトに基づいてレスポンスを生成する。

同社は、コネクターやアクションを選択する際にワークフローアシスタントを使用することを推奨しており、1000以上の利用可能なコネクターを考慮し、他の開発者と共同作業する際にワークフローを記述するなど、ワークフローを構築する最適な方法を探している。

Swarnkar氏はInfoQにこう語った。

我々のコアミッションは、開発者の生産性を高めることであり、AIはこれを達成するための重要な味方である。当社の最新リリースであるワークフロー・アシスタントは、ユーザーがAIをワークフローにシームレスに統合できるように設計されている。これは、イノベーションと、製品ヘルプ、ベストプラクティス、標準パターン、最適なアプリケーションの作成を発見するための橋渡しとなる。

ワークフローアシスタント(出典:Microsoft Learn)

iPaaS領域におけるMicrosoft社の競合の1つにGoogl社があり、同社は最近アプリケーション・インテグレーション・サービスを開始し、後にDuet AI統合した。アプリケーション・インテグレーションにおけるDuet AIは、サービス内で提供される自然言語で表記された要件から、インターフェースを通じてインテグレーション・フローを作成できる。さらに、Duet AIは、統合フローと統合アプリケーションで作成された変数に基づいて、2つのアプリケーションを接続する統合フロー内のデフォルトのデータマッピングを作成できる。

Microsof社がワークフローアシスタントについて今後どのように考えているのとInfoQから質問されたSwarnkar氏は、次のように答えた。

AIが開く大きな可能性は、顧客からのフィードバックと現実の問題解決によってもたらされる。ワークフローアシスタントを通じて、ワークフローの文書化を導入する予定だ。アプリケーションの作成から展開、テスト、モニタリングに至るまで、アプリケーション開発の全段階にわたって価値を付加するAIの可能性は計り知れない。

最後に、Logic Apps(標準)のワークフローアシスタントの詳細は、ドキュメンテーションのページにて確認できる。

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