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AWS、CloudWatch Application SignalsにPythonアプリケーションの自動計測を追加

原文リンク(2024-05-13)

AWSは、Amazon Cloudwatch アプリケーションシグナル機能にPythonアプリケーションの自動計測をサポートすることを発表した。アプリケーションシグナルは、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT)を使用して、コードを変更することなくPythonアプリケーションの計測を可能にする。アプリケーションシグナルは、サービスレベル目標(SLO)の監視を可能にし、いくつかのAWSのオブザーバビリティとモニタリングツールと連携する。

re:Invent2023で発表された時点では、アプリケーションシグナルは自動計測で Java アプリケーションのみをサポートしていた。。SDKはJavaScript、Kotlin、Android、C++、PHP、Ruby、Go、iOSに対応しているが、自動計測はJavaとPythonアプリケーションにしか対応していない。この機能は、CloudWatch RUMCloudWatch Synthetics canaryAWS Service Catalog AppRegistry、Amazon EC2 Auto Scalingを含む複数のソースからオブザーバビリティデータを自動的に収集し、相関させる。アプリケーションシグナルは、発見されたサービスのアプリケーショントポロジーマップを生成する。この機能はまだプレビュー状態である。

Solution architecture for monitoring a Python application with Amazon CloudWatch Application Signals

Amazon CloudWatch アプリケーションシグナルでPythonアプリケーションを監視するソリューションアーキテクチャ(出典:AWS

Application Signalsは、Amazon EKS、Amazon ECS、Amazon EC2でサポートされ、テストされている。Amazon EKS上で実行されているワークロードでは、サービスとクラスタの名前は自動的に検出される。そうでない場合は、手動で名前を指定する必要がある。AWSは、CloudWatchエージェントとAWS Distro for OpenTelemetryをサポートするアーキテクチャであれば、Application Signals for Amazon EC2は動作するはずだと述べている。

一度設定すると、サービスは自動的に入力され、サービスダッシュボードに表示される。Service detail ページでは、1つの有効化されたサービスのより詳細な詳細が表示される。AWSのX-rayトレースマップもTrace detailsで利用できる。

Amazon CloudWatch Application Signals dashboard

Amazon CloudWatch Application Signalsダッシュボード(出典:AWS

Application Signalsは、ビジネス目標を監視するためのサービスレベル目標(SLO)の作成もサポートしている。発見された各サービスに対して、レイテンシーと可用性の両方のメトリクスが自動的に作成される。これら2つのメトリクスに加えて、任意のCloudWatchメトリクスまたはメトリクス式をサービス・レベル・インジケータ(SLI)として使用できる。そして、SLOを設定して、SLIのパフォーマンスを希望の閾値と目標に対して追跡できる。

Google Cloudは、Prometheusのマネージド・サービスで同様のサービスを提供している。これにより、Kubernetesクラスタの自動収集が可能になる。仮想マシンについては、Ops Agentを使用してメトリックを収集できる。GCPはSLOの定義とモニタリングもサポートしている。Azure内では、Azure Monitor Application Insightsの自動計測を使用できる。このサービスは、.NET、Java、Node.js、およびPythonアプリケーションをさまざまにサポートしている。

Application Signalsは現在、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジア太平洋 (シドニー)、アジア太平洋 (東京)、およびヨーロッパ (アイルランド)リージョンでサポートされている。この機能はプレビュー版であり、一般に提供される前に大幅な変更が加えられる可能性がある。

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