JetBrainsはIntelliJ IDEA 2017.2をリリースした。フラッグシップであるJava IDEの3ヶ月ごとのリリースだ。Trisha Gee氏はこのリリースノートについてブログに投稿した。多くのユーザビリティに関する向上がある。空のコレクションや文字列配列を作った場合や配列で添字が範囲外になる場合の警告の新しいクラスといったものがある。またnullに関する解析を改善した。
新しい機能でより革新的なものの1つはチェーンした補完だ。これはプロジェクトでどれだけ頻繁に使われているかに基づいて、あとのメソッド呼び出しを認識し提案するコード補完である。注意としてはこの機能はJavaでのみ動作し、さらにIDEのコンパイラを使う必要がある(GradleやMavenのものではなく)。
Java 9の強化としてモジュール図とsetの構築をSet.of(items)
で置き換えるというようなリファクタリング機能を含む。加えてIDEA 2017.2はKotlin (1.1.4)やGroovy (2.5.0)、Scala (SBTでのデバッグ)、JavaScript (引数のヒント)、TypeScript (コード配置機能)、CSS (モジュールサポートの追加)のサポートを向上させている。
フレームワーク側のことでは、実行ダッシュボードとactuatorのエンドポイントを実行/デバッグツールウィンドウに追加した。Spring Bootへのその他の改善はIntelliJ IDEAブログで学べる。
Scala熱狂者のため、IDEAは今Play Framework 2.6をサポートしている。 UI開発者はAngular Material強化やwebpackを使う際の進化したコードアシスト、Mochaテストへのコードカバレッジなどを喜ぶだろう。
大規模プロジェクトでとくに開発を遅くしてしまっていたインデックス周りで、パフォーマンス改善を大きく展開している。実験的なモジュールのアンロード機能で、よく取り掛かっているモジュールを指定できる。そのためアンロードされたモジュールはインデックス化もスキャンもされなくなる。メモリリソースの節約とCPUの温存になる。インデックス化は今停止でき、ファイルをパターンで除外できる。
新しいことについてより学びたい場合は、2017.2の最新情報ページを見てほしい。IntelliJ IDEAブログには2017.2.1と2017.2.2で加えられた改善の詳細がある。
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